私たちリリーフの事業の中心には、家を建てたオーナー様や、リフォームで関わったお客様の、生涯続く幸せがあります。毎日のなにげない暮らしをサポートし、非常時にいち早く安心していただくために対応する。オーナー様の幸せのことを考え、真剣に、面と向かってサービスを提供してまいりました。
いつでも真っ向勝負が信条です。お客様とのやりとり、人と人との関わりが、ひとつひとつが積み重なって、私たちの事業があります。同時にこれまで積み重ねてきたお客様との関わりこそが、私たちの財産でもあります。
幸せを形にするための、持続可能(サスティナブル)なおつきあいを続けていくことで、これからの住まいの新しいスタンダードをつくっていきたいと考えています。
株式会社リリーフ 代表取締役
前田 優
メンテナンススタッフ、リフォーム・リノベーションのスタッフで力を合わせて、
お客様の生涯続く安心と幸せをお届けします。家を建てた方に対して、メンテナンス・修理、アフターフォローの充実を図るため、アネシスの一事業課として立ち上がった「CS技研課」が、株式会社リリーフの前身となるものです。CS技研課が立ち上がったのは、アネシス設立の1994年からわずか数年後で、当時は住宅メーカーが自社でアフターサポート部門を立ち上げ、オーナー様に対してサービスを提供するのはとても珍しいことでした。珍しいことだったので、最初は試行錯誤、手探りの状態でサービスを提供していました。
あたりまえのことですが、前例の少ない取り組みにはトラブルはつきものです。お客様とのトラブルから険悪な関係になりかけたことも多々ありましたが、とにかく“真っ向勝負”。どんなことでもお客様と向き合って、お客様の財産である住まいを、そしてご家族の暮らしを守っていくために。その一点の思いを胸に取り組んできました。スタート当時にトラブルで、マイナスの関係性からはじまったお客様も、この真っ向勝負の姿勢で対応を続けていた結果、いまでは強い信頼関係で結ばれています。それは、私たちにとってかけがえのない財産です。
メンテナンス・修理と同時に、お客様の財産を守る、という観点から防災についての取り組みを2004年からはじめています。これはアネシスグループが一丸となって注力してきた「災害対策室」です。
九州は台風などの自然災害が多く、平常時から災害時のことを頭に入れ、いざという時に迅速に対応できるようマニュアルを策定し、それに基づいた定期的な訓練を全社員あげて行っています。このマニュアルはその都度、その都度見直しを行い、常に最新版にバージョンアップされています。
この取り組みがひとつのターニングポイントを迎えたのが、2016年の熊本地震。アネシスグループのオーナー様の中には、お引き渡しから20年以上の方も多くいらっしゃいました。メンテナンス・修理で日頃からおつきあいがあったことから、非常時に「顔をすぐに思い出した」というオーナー様から連絡をいただいたこともあり、中にはどこにも頼ることができず途方に暮れ、「あなたしか頼る人がいない」と涙を流された方もいらっしゃいました。
いざという時に頼りになる存在、いざという時に一番に思い浮かぶ顔でありたい、と思いを新たにしたエピソードです。
住宅メーカーとしての歴史を積み重ねれば、あたりまえですがオーナー様はどんどん増えていきます。アネシスのアフターメンテナンス部門であったCS課から、株式会社リリーフとして独立したのが2013年。現在では約2700棟のオーナー様へサービスを提供しています。
新築でお引き渡しし、メンテナンス・修理にうかがっていたオーナー様の中学生だったお子さんが、最近ではご自分の家を建てるためにアネシスグループが開催するイベントに参加されて再会したこともあります。「建てた後は、またよろしくお願いします」の言葉に、ひとつひとつのおつきあいの積み重ねがあって、私たちが実践する「生涯サポート」が実現できることを、ひしひしと感じました。
これからも、リリーフが提供する普段の住まいに関するお困りごとに対応する「いつものサポート」と、地震や台風などの災害時に対応する「もしものサポート」のふたつのサポートを軸に、オーナー様とのおつきあいを積み重ね、住まいの新しいスタンダードを模索してまいります。